「青森の魅力」を世界に発信! ~台湾からの移住女性の活動に密着!~

青森市移住のきっかけは「綺麗な景色」「美味しい食」「人の心の温かさ」

小さい頃からよく家族旅行で訪れていたので、日本は身近な存在だったと話す呉さん。留学先を東京の大学に決め、卒業後は都内で就職し生活を送る日々。そんな呉さんが移住するきっかけになったのは初めての青森旅行。秋の旅先で出会ったのは、今まで出会ったことがない紅葉の綺麗な景色、のっけ丼を食べた時に知った海鮮の美味しさ、ねぶたの家ワ・ラッセを訪れた時に体験したスタッフのみなさんの心温かな気配りに心を動かされ、青森にすっかり魅了されたそうです。

青森市国際交流員として台湾講座やイベントを自ら企画!

その後、青森市で国際交流員の募集情報を知り、即応募。無事に採用された時には「本当にうれしかったですね」と当時の思いを笑顔で語ってくれました。2021年4月から青森市国際交流員としての活動をスタート。台湾の文化や日常生活を主体とした講座を30回以上も開催したり、台湾文化についての写真や資料の展示会や、台湾で広く知られている遊びなどの体験ができるイベントも自ら企画し、青森市民に台湾の文化などを伝えてきたとのこと。参加したみなさんからは「ぜひ台湾に行って見たい!」との声もあり、そのふれあいが現在の充実した生活につながっているそうです。

「ミスねぶた」を通し国内外に青森市をPR!

初めてねぶたを見た時は、明かりの灯ったその勇姿に「鳥肌が立つほど感動した」と話す呉さん。ミスねぶたにエントリーしたのは、青森の魅力を国内外への発信し、観光PRする役目こそ自分の思いを生かせる場だと感じたからだそうです。様々な研修やねぶた衣装の着付けなど青森の伝統文化を修得する機会に触れ、ミスねぶたの活動を通じて青森市の祭り文化に深く関われたことは、まさに貴重な体験になったとのこと。中でも観光PRで台湾を訪れる機会があり、地元のニュースでも大きく取り上げられたことで、台湾からねぶた祭に多数訪れてくれたそうで、青森に貢献できたことがとてもうれしかったと話してくれました。

世界に向けて「青森の魅力」を発信!

今年で青森市での生活が5年目になる呉さん。移住してからずっと続けているのがSNSでの情報発信。大好きな青森の魅力を知ってもらえるよう、趣味の写真撮影を通し、様々な場所に出かけては青森の四季の景色の美しさをカメラに収め、自分の目線で国内外へ情報発信しているとのこと。その中でも青森の一番好きな景色は八甲田山の四季の移り変わりだと話す呉さん。「多くの方に青森の魅力を感じてもらえたら本当に嬉しい」と語ってくれました。呉さん、これからも「青森の魅力」を世界に向けてPRしていただけたらうれしいです!ありがとうございました!

<UIJターン者 プロフィール>

呉詠心(ウ・ヨンシン)さん

台湾出身
2021年青森市に移住し、青森市国際交流員として活動
2022年にはミスねぶたグランプリを受賞
現在、公益社団法人 青森観光コンベンション協会 企画事業課で活動中

●公式繫体字SNS「Like it Aomori City」

Facebook https://www.facebook.com/likeit.aomoricity.tw
Instagram https://www.instagram.com/likeit.aomoricity.tw
Threads https://www.threads.net/@likeit.aomoricity.tw

<取材協力>
公益社団法人 青森観光コンベンション協会
ねぶたの家ワ・ラッセ
株式会社青森魚菜センター
株式会社のっけ丼

<レポーター>

平沼 日菜子(ひらぬま かなこ)