「ウマジンで世界平和」十和田市で活躍するイラストレーターの活動に密着!
2025年02月21日

「十和田でアート活動ができれば面白い」アートによる街づくりの地への移住
イラストレーターとして首都圏で映画やCM、ファッション誌など様々な分野で活動していた安斉 将さん。移住のきっかけは奥さんの地元である十和田市でアートによる街づくりが始まったこと。当時、インターネット環境の整備も進んでいたことで、首都圏に住んでいなくても仕事ができるようになったことから、いずれは首都圏を出たいと思う気持ちがあったようです。そして2008年に十和田市現代美術館がオープン。「十和田でアート活動ができれば面白い」との思いもふくらみ十和田市への移住を決意したそうです。

馬産地十和田市の歴史とアートのまちづくりの融合から誕生した「ウマジン」
そしてめでたく移住後の2011年には十和田市現代美術館で個展を開催。思いがカタチになった次の年、安斉さんの代表作の1つ「ウマジン」が産声を上げます。きっかけは十和田青年会議所のメンバーから、地域を盛り上げるための相談を受けたこと。地元の伝統「南部駒踊り」をヒントに、古くから馬産地だった十和田市の歴史と、新しい取組であるアートのまちづくりを融合させ、馬の頭をかたどった「ウマジン」が誕生しました。

ウマジンはまさに「人と人とをつなぐコミュニケーションツール」
ウマジンのテーマは「人と人とをつなぐコミュニケーションツール」。仲間とともに「ウマジンプロジェクト」として、地元の老若男女と様々なワークショップやイベントを展開したことで自身の交流が広がったそう。
「ウマジンがなければみなさんと深い関係を築くことはなかったかも。」と話す安斉さん。今では県内に、イカの名産地八戸市では「イカジン」、白鳥の飛来地平内町では「トリジン」、大鰐町では「ワニジン」など様々な「○○ジン」の交流の輪が広がっています。
*ちなみに「ウマジン」は2014年にグッドデザイン賞を受賞。

「ウマジンで世界平和」を目標にこれからもプロジェクトを展開
安斉さんの目標は「ウマジンで世界平和」。「ウマジンを被ったときはちょっと恥ずかしく思えますが、なぜか高揚感と連帯感が生まれるんです。肩書や言語の壁を越えて全ての人が平等にまわりと仲良くなることができるウマジンは、世界を平和にするコミュニケーションツールですね。」と語る安斉さん。これからの活躍にますます期待しています!

<UIJターン者 プロフィール>
安斉 将(あんざい まさる)さん
神奈川県横浜市出身。
イラストレーターとして雑誌、書籍、広告、テレビCMなど、幅広い分野で活躍。
2010年から拠点を十和田市に移し活動中。
<取材ご協力>
十和田市現代美術館
<レポーター>
平沼 日菜子(ひらぬま かなこ)