「深浦町を元気に!」深浦町地域おこし協力隊の活動に密着!

コロナ禍を機にうどん店経営を断念「深浦町地域おこし協力隊」としての再出発

青森市でうどん店を経営していた浪岡さん。コロナ禍で事業継続は難しい状況に。自分の将来を考えた時に思い立ったのが「深浦町地域おこし協力隊」への応募。そのきっかけとなったのは趣味のバイクで訪れた際の深浦町の風景と人の温かさだったそう。その後、深浦町初となる地域おこし協力隊員に任命され、現在は町のため鋭意活動中。「今は深浦町の人のために働いているという実感があり何よりうれしい。のびのび生活できています。」と話す浪岡さん。町の空き家の掘り起しや現状調査に関する活動を行いながら、前職の経験も活かし手打ちうどん教室も開催し、多くの町の人とのコミュニケーションを図っているそうです。

深刻な豪雨災害町の人を笑顔にしたいと「日本一のキャンプファイヤー」を開催

令和4年8月、今までにないくらいの豪雨災害に見舞われた深浦町。町の道路は寸断され、海岸には山から土砂で押し流されてきたたくさんの流木が打ちつけられていました。浪岡さんは放置されているその光景を眺める度に、この状況をなんとかできないものかと悩んだといいます。そこで浪岡さんが企画したのが、前例のないくらいの規模で行う「日本一のキャンプファイヤー」。「町の人の悲しい思い出を少しでも笑顔に変えられたら。」という思いで開催されたこのイベントには多くの町民が集まったそうです。

流木を海岸で有効活用した新企画「Fukaura・Fire・焚火人」

ただ、この企画の問題点は流木を回収したとしても、運搬にかかる費用が大きくなってしまうこと。そこで、海岸から流木を運搬することなく、そのまま海岸で流木を有効活用できるようブラッシュアップした企画が「Fukaura・Fire・焚火人(たきびと)」。一般参加者のみなさんと一緒に海岸清掃を実施後、現場でカットした流木での焚き火を囲みながらコーヒーを楽しめる企画として開催されているそうです。参加者からは「深浦の自然を満喫しながら地域にも協力できるのがうれしい。」との声も。浪岡さんも「深浦自慢の夕陽を見ながらのコーヒーは格別ですよ。」と話してくれました。

「深浦町を元気に!」~今もこれからも~

今年の4月で地域おこし協力隊員としての任期を終える浪岡さん。今後は集落支援員として地域の人と町をつなぐパイプ役としての活躍が期待されています。「地域の課題に目を向け、これからも深浦町に貢献し、一緒に盛り上げていきたい。」という浪岡さんの思いに大きな希望を感じました。

<UIJターン者 プロフィール>

浪岡 敏勇(なみおか としお)さん

秋田県大館市出身。
コロナ禍を機に飲食店(うどん店)経営から転身。
令和4年4月から深浦町地域おこし協力隊員として活動中。

<取材ご協力>

深浦町総合戦略課

<レポーター>

平沼 日菜子(ひらぬま かなこ)