1月下北編 風間浦村「風間浦鮟鱇」を調査してきました!
2025年01月31日

風間浦ブランド「風間浦鮟鱇」とは?
青森県下北郡風間浦村では、毎年100トンほどの鮟鱇(あんこう)が水揚げされており、青森県内で漁獲量は2番目の多さ。水揚げされている鮟鱇はあん肝の脂が上質でおいしいとされている「きあんこう」という種類で、特に冬季間の鮟鱇は栄養を蓄えているため、特別おいしいとのこと。その「風間浦鮟鱇」(かざまうらあんこう)は、鮟鱇では全国初の地域団体商標に登録された、まさに風間浦ブランドなんです。
●風間浦鮟鱇のブランド基準
- 全重量5kg以上
- 生存したまま水揚げされたもの
- 12月~3月に水揚げされたもの
- 胃内容物を取り除いたもの

鮟鱇を新鮮でおいしくいただけるのは風間浦ならではの漁場環境の良さ!
風間浦の鮟鱇漁は漁場環境の良さが最大の特長。付近の海底は急な傾斜があり、港を出て2~3km程の水深はすでに70~80mになっているそう。漁場が岸から近いため、活きたまま水揚げすることができることが、鮟鱇を新鮮でおいしくいただける大きなポイントなんですね。

新鮮な鮟鱇を適切な処理で提供!吊るし切りの技術は圧巻!
水揚げされた活鮟鱇のおいしさが提供できるのは適切な処理と圧巻の技術があるからこそ。納得の処理方法と圧巻の技術を見ることができました。
1.蓄養
水揚げされたばかりの活鮟鱇は大きなストレスがかかった状態にあるため、水槽の中で一日休ませることでストレスを軽減させるそうです。
2.活締め
風間浦鮟鱇の締め方は活締め。活鮟鱇の脊髄に包丁を入れて瞬時に締めるそうです。鮮度を落とさずにおいしさを保つんですね。
3.内臓処理
活締め後はすぐに胃の内容物と腸を取り除いて洗浄するそうです。鮮度の低下や臭みを抑えるために重要な処理工程です。
4.吊るし切り
鮟鱇の下顎にフックを掛けて鮟鱇をすばやく解体していく技術はまさに圧巻でした!
<手順紹介>
両脇の翼のような胸ビレから切り落とす~口の周りに切れ目を入れて皮を下へ手で引っ張り剥がす~各部位を順序よく解体していく~あっという間に骨と頭だけに!


「風間浦鮟鱇」の料理に舌鼓!
骨以外はほとんど食べることができるという鮟鱇。漁場が近い風間浦村でしか味わえない鮮度と絶品のおいしさは、風間浦村に訪れた人しか味わえないとっておきの味です。この時期にぜひ鮟鱇のおいしさを求めて風間浦村を訪れてみてはいかがですか?

鮟鱇の刺身
全国でも珍しい鮟鱇の刺身を食べることができるのが風間浦村!新鮮な風間浦鮟鱇だからこそ味わえる食べ方です。ほのかな甘みとこりこりとした食感は絶品。あん肝を醤油に溶かした肝醤油でいただくことで、さらにおいしさ倍増でした!

鮟鱇のともあえ
鮟鱇の身や皮、あん肝を味噌で和えた風間浦村の郷土料理。お正月料理としても地元民には昔から親しまれているそう。淡白な身と濃厚なあん肝の相性は抜群ですね!

鮟鱇鍋
鮟鱇料理の定番といえば鮟鱇鍋(あんこうなべ)。地元でも味には塩・味噌・醤油といろいろあるそうですが、今回は味噌味でいただきました。寒い冬にはぴったりの体を温めてくれるおいしい一品でした!

<取材ご協力>
鮟鱇漁師 木下清さん
風間浦村産業建設課
<レポーター>
平沼 日菜子(ひらぬま かなこ)